音楽マーケティングについて ~より多くの人に聴いてもらうために~

音楽
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こんにちは、UGです。

このブログでは、オリジナル音楽制作についてや、その発信方法についていろいろとお伝えをしています。

今回の記事では、聞き手(リスナー)に対してどのように考えれば、より自分達の音楽を浸透させることができるか、についてお話をしていこうと思います。

私たちSushirock-studioにおいてはジャンルが多岐にわたるために、それぞれの曲にあったキャラクター設定やPVを制作することで、幅広い方々にコンテンツをお届けする、というスタイルですが、私たちも40を過ぎていますので、音楽業界におけるコアターゲットである10代に対してのアプローチは難しく感じてますので、大人の音楽好きにいろんな意味で響くコンテンツを届けたり、メッセージをお伝えできれば、とも思い活動しています。

様々なやり方があるかとは思いますが、ひとつひとつ説明をしていきます。

マーケティングの基本について

まず、音楽に限らずですが、プロモーションを行うにおいて、マーケティングは非常に重要です。

戦後から高度経済成長、またバブル崩壊ぐらいまではモノを作る側発信で、画一的なものをマスメディアの広告を使って、多くの人に使ってもらう、という構図でした。

これは音楽においてもそうですよね。

聞き手も情報収集の手段としてほぼマスメディアしかなかったため、告知されているものをみんな好きになって聴く、流行っていくという流れです。

しかし、今は情報収集をする手段が多岐に及んできました。

Webでのレコメンド広告などは、一様の情報ではなくその人の属性や趣向にあった内容を受け取ることができます。

逆に告知する側もその届けたいターゲットを選定して情報を届けることができるのです。

また、口コミという情報伝播はマスメディアよりも昔からあるものですが、SNSを使うことによって、より拡散力が増しています。

このような流れの中で、告知、発信する側が、このサービスはどのどのような属性の人に当てはまるか、ということを考えてプロモーションを行うことが非常に重要になっています。

この活動がまさにマーケティングということになります。

もう少し進んだ考え方をすると、サービスがまずあるのではなく、どこにどのような需要がどの程度あるか、ということを先にマーケティングをしてから、それに合わせてサービスを作っていく、という方法です。

日本は他の先進国に比べるとこのマーケティングに関して少々遅れをとっていると言えるでしょう。

家電の業界などを見てもわかりますが、以前は日本の製品が売れてましたが、今は海外の製品を買う人が増えています。

これは日本の製品がハイスペックすぎるからです。

モノづくりの技術力が非常に素晴らしいものがあるのですが、使う側がどこまで求めているか、ということを調べる(マーケティング)ことをあまりしてこなかったのです。

先ほども言いました通り、人々が情報を取る手段が少なければ、作り手側のエゴを押し通せるのですが、今は情報過多で、口コミのコミュニケーションもデジタル化しているためにこのようなやり方では難しいのです。

音楽におけるマーケティングについて

さて、音楽に話を移してこのマーケティングを考えていきましょう。

もちろんオリジナル音楽を作るということは、自分の好きなものを自分というフィルターを通して人に伝えたいということですから、すべてを聞き手側に迎合したのでは本末転倒です。何のためにやっているのかが分からなくなります。

ただ自分の好きな音楽にちょっとした味付けをする、とかアレンジを寄せる、とか発信方法を工夫する、ということはできるはずです。

まずコアターゲットについて話をしていきます。

一番自分の作品を世の中に浸透させたいのであれば、ターゲットは10代です。

これは、テレビ番組の世代ごとの好きな曲特集!みたいなのを見ると一目瞭然ですよね。

昭和、平成、令和と別れていたりしますが、どの世代もまさにその人たちが10代の時に聴いていた曲です。

自分を振り返ってみてもそれは感じます。

やはり小学生後半から、思春期、そして大学ぐらいまでしか新しい音楽はあまり聴かないのです。

私は自分で音楽を作る側の人間であるので、最近でも勉強のために新しい音楽を聴いたりしますが、それも10代の時と比べるとその量や受ける影響がまったく違います。

また、音楽を作る側の人間というのは全体的に見ると少数派ですので、大多数の人間は10代しか新しい音楽を聴かないといっていいでしょう。

カラオケなどを見てもだれもかれも行く世代というのは10代です。

大人になってもカラオケバーなどに行く人もいますが、それはかなりの音楽好きのはずです。

また、カラオケで歌う曲も自分が10代の時に聴いた曲をだいたいは歌います。

ですので、たくさんの人に聴いてもらうということを目標にするのであれば、10代というターゲット選定は避けて通れないのです。

私も40歳を過ぎていますが、このブログでは主に大人になってからオリジナル音楽制作をして発信している方向けに記事を書いています。

若いミュージシャンは同世代のトレンドを等身大で感じることができますが、私たちはそうではありません。

今若者で流行っていることを知る必要があります。

そして共感をするのです。

これはいつまでも若くいるという、心のアンチエイジングの意味ではとてもよいことだと思っています。

若者にはついていけない、と思っているのは気持ちが年を取っているということです。

会社などの組織で過ごすにおいても幅広い世代とコミニュケーションが取れた方が人生楽しめます。

音楽においてもそのような気持ちを持つことで幅も広がると思います。

ここでお伝えしたいのは、以前も言いましたが、オリジナリティ(個性)というのはそう簡単に消えるものではありません。

自分の本来好きなものから外れて、違う要素を取り入れることにクリエーターとして拒否感を感じる人もいますが、私はそう簡単にオリジナリティは消えないので、どんどん新しいものを取り入れていくべきだと考えています。

また、年齢や経験を重ねているというのはメリットもあります。

今まで培ってきたものが多いので引き出しがいっぱいあるからです。

10代に共感してもらう、ということでは発信方法の難しさはあるものの、手法はいっぱいあります。

ピコ太郎などはあの年齢でバズりました。

また、一見ふざけたような曲を作って興味を引き、真面目な音楽を混ぜていく、という手法もあります。

サザンオールスターズなどがまさにそうですね。

あと、自分が歌うことにこだわりがなければ、ボーカロイドやAI歌手に歌ってもらう、というのも一つの手です。

自らのビジュアルは出てこないで、作り方を工夫すれば若者にも浸透しやすいと思います。

ここまでお話をしているのは、あくまでも自分の創った作品を多くの人に知ってもらう、という目標が前提です。

私自身もこのような欲求はありますが、同時に音楽が好きな仲間同士で楽しみたいという欲求も同時にあります。

自分の人生の中で好きな音楽をどの位置づけに持ってくるかを見極めればよいだけだと思っています。

次にコンテンツ作りではなくプロモーション方法についてです。

これも10代に向けて、ということなので、それに合わせた手法を使う必要があります。

Instagram、twitter、youtube、TikTok、ニコニコ動画などです。

SNSの中でもface bookというのは、ちょっと違う性格を帯びます。

Face bookは情報収集の手段ではありません。

あくまでもリアルの繋がりを補完するものです。

ですので、face bookではインフルエンサーという概念はありませんよね。

リアルで知っている旧友や、特定の趣味を持った人とのコミュニティなどに関係は限定されます。

Instagramのようにまったく素性が分からない人と友達になることはあまりないですよね。

ですので、不特定多数に対しての情報発信手段ではありません。

ただ、友達や仲間を作るコミニュケーションツールとしてはすごくいいもので、私もよく使っています。

最初にあげた複数の手法の中でも、その使い方は様々ですし、ジャンルによっての向き不向きがあります。

Instagramとtwitterについては自分で発信するだけでなく、インフルエンサーに発信してもらうという広告手法も取れます。

多少お金もかかりますが、少額なのでプロモーションを本気で考えている人にはよいでしょう。

Youtubeやニコニコ動画というのはコンテンツを聴いてもらうための最終着地点でもあり、広告媒体にもなります。

ある程度の登録者数になるまでは、広告媒体にはなり得ないので他の広告媒体から誘引すべきでしょう。

Tik Tokですが、これは音楽との親和性という意味でいうと、結構難しさがあります。

基本的にユーザーは数秒でコンテンツを見るかの判断をするので、それようにコンテンツ作りをする必要があります。

ただ、Tik Tokは音楽を使いまわして自分が発信する動画に組み込むことができます。

Tik Tokユーザーにそういう使われ方でバズると拡散する可能性があります。

世界の終わりのhabitなどがそうですね。

これらの特性は私も正直完全に理解はしていません。

ただ、すべてを自分でまず使ってみてからだいぶ理解が深まってきました。

いろんな本を読んだり、手法を調べたりすることも大事ですが、まずは使ってみることが大事だと思います。

これも先ほどの心のアンチエイジングの話ではないですが、若者の文化やツールに拒否感を示さない方が有意義に過ごすことができると思います。

さいごに

さて、いかがだったでしょうか。

今回、考え方の部分に重きを置きましたので、具体的な手法についてはまた別記事で深堀していこうと思います。

ただ

お伝えしたかったのが、誰に何をどのように届けようとしていて、自分のコンテンツが今どのようなものかを俯瞰してみることが、プロモーションをする上ですごく重要なことだということです。

そういっている私たちもこの部分には日々議論を重ねていますし、なかなか答えもない部分ではありますが、やりたいことは明確になってくると考えています。

目的がはっきりすると何を勉強すべきかがはっきりしてくるので、日々も充実している気がします。

このブログでは皆さまのお役に立てる情報を発信していますので、よろしくお願いします。

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